熊本からのお客様
土地はどうやって探したんですか? とよく聞かれます。 振り返ってみました。 しがらみのない生活、自由を得るためにエネルギーも自給し自立した暮らしをしたい。 まず広い土地を探すことから始めました。 土地探しに2年、色々と案内してもらいました。 美しい風景がありながらも騒音付き物件、古民家改装物件も契約までこぎつけたけど、鉄砲水を発見、調べると災害区域だったりで なかなか見つからない。 土地はご縁というけれど、決断するのは自分自身、 経験豊富なわけではないから直感に頼るしかないけど、、、自分の直感なんて信用できない。 そうこうしている内に、理想の暮らしを手に入れるために沢山の人達を巻き込み振り回していいることに気づいた。 もうこれ以上迷惑はかけられない、追い込まれていた時、ここ有田の土地を紹介してもらいました。 背丈以上の雑草で覆われ美しいと言われる景色は全く見えませんでしたが、 信用という崖っぷちに立たされていたから、もう決めるしかないと思い今の土地に決めました。 結局直感でなんて決められなかった。 自分の好きな道を選び一歩踏み出しただけ、でもいつの間にか沢山の人が関わるプロジェクトになっていた。 不動産物件ではなく、店舗も兼ねた設計のため、 地区、銀行、保健所、測量士、農林課、税務署、建築法、幾つかの事柄が複雑に絡み合っていた。 まとめる力なんて私たちにあるわけない、頭を下げるしかない混乱状態の中、 お金も無くなっていくし、どんどん焦っていった。 そんなこんなんでも建物は期日通り完成した。 初入りの日、夕方に着いた家は電気もオフグリッドを望んでいたため繋げていないから真っ暗。 ランプもどこにあるか分からない。。。闇でした。 4階建ての平屋の段差部分から酔ったお父さん落っこちたこともありました。 窓がまだない部屋もあり、応急処置として防水シートを貼り強風の日はパタパタとうるさく寝れず、 床はコンクリに囲まれたベニヤ板、足の裏が気持ち悪くありったけの絨毯をしき、 壁もベニヤ一枚、暑く、虫と共存しているような生活 セルフビルド部分多すぎだろ! どこから手をつけていいか分からないと頭抱えていると、豪雨がやってきて、雨漏り、、、床上浸水。 土盛りの設計、盛らなければ水は入ってくるわけですね。 傾斜だし、水路、土木、赤土、、、、素人には難題すぎる、、、 頭抱えてる暇なんてない、とにかくやるしかない。 娘の学校のために、生活は整えてあげなければならない、でも床も壁も天井も出来上がっていない家、荷物の移動を毎度していたら、 突然涙がこぼれ、止まらなない、、、もう泣いてしまえ。 何やってるんだろって。 全て自分の蒔いた種だから情けなくなってしまった。 曲がった釘も真っ直ぐにして使う熊本の大工太鼓の北村さんチームがそんな私達を救ってくれた。 お父さん1人でも作業できるように教えながら作業を進め、道具も置いていってくれた。 古材廃材を使った北村スタイルの内装が宿の自慢の一つだ。 沢山の人の協力がありこの宿がある。 そのおかげで愛ある人達がこの宿にやってくる。 今日も熊本からきくちゃんとペトロが来泊してくれた。 世に振り回されない生活がしたいと言う。 また共感し合える人達だ。 そんな人達が全国にいると思うだけで心が落ち着いてくる。 自分らしく生きられる環境がここにある。 ここの土地とのめぐり合わせが偶然なのか必然なのかは分からない、 土地探しで迷惑をかけた時間も追い込まれた時間も、すべて必要な時間だったように思える。 2年が経った。今はこの家が大好きです。 きくさん、ペトロさん ヨガの時間、ノビルの時間 名古屋話、、、楽しかった ありがとう! ふいごとたたら 🎶 不思議だな こんなにも 毎日を 生きるのが好きで たまんない 100年経ったら? そりゃなんとも わからないね 僕らが行くのは あいまいな原っぱだから #スウェーデン #台湾 #ヂェ先生の日常着 #セルフビルド #オフグリッド生活 #太鼓大工 #ふいごとたたら #蔡忠浩 #岩中建設 #建築巧房 #うずまき食堂 #yoga #名古屋は田舎 |